Webマーケティング業界の転職にエージェントなんて必要ないよ
転職活動においては転職サイトを参考にしながら自分でよさそうな企業を探すこともありますが、最近では転職エージェントを活用する人も多いのではないでしょうか。企業側としても求人サイトに求人を掲載しているだけではなかなか応募が集まらず、エージェントからの紹介に頼る企業も多くなっています。
求職者側からしても転職エージェントを活用するメリットが多くあるのは事実です。しかしとりわけwebマーケティングの業界においては転職エージェントの価値があまりないのではないか?と考えています。むしろ転職エージェントを利用しないほうがいい転職ができることも多いように感じます。
今回はwebマーケティングやデジタルマーケティングの業界での転職において転職エージェントを必要としない理由を考えながら、どのような人には必要なく、どのような人には活用のメリットがあるのかを紹介してみます。
webマーケティングの求人数は豊富すぎ
自分に適した求人が見つからない場合にそれを代わりに探してくれる転職エージェントは有効ですが、webマーケティング業界においては求人の数が豊富で応募する企業が見つからないといったことはあまりありません。
試しに転職サイトdodaで「webマーケティング×勤務地東京」で検索してみると700件以上の求人が存在していることがわかります。
ここから企業規模でも休日でも待遇でも絞り込みを行えばある程度希望する企業を見つけることは容易です。
未経験でも転職できる
また未経験で新しい業界に転職するためには、業界理解やその業界で求められることを把握することが必要です。なかなか情報の出てこない業界へ未経験で転職することはエージェントの情報が役に立つこともあるでしょう。しかしwebマーケティング業界は業界としても情報公開に積極的ですし、会社名をネットやTwitterで検索すれば実際に働いていた人の口コミや他社からの評判を簡単に確認することも可能です。
エージェント自身が数年webマーケティングの業界に実際に在籍していたのであれば参考になることもありますが、そうでなければあなたと知識の差はあまりないでしょう。むしろwebマーケティング業界への転職を検討しているあなたのほうが知見が豊富かもしれません。
またwebマーケティング業界は未経験人材の受け入れに積極的ですので、エージェントを使わないと未経験での入社が難しいという業界でもありません。
webマーケティング業界に未経験で転職するにあたって知っておいたほうがよい点などをまとめました。↓
転職エージェントだと合格率が下がる(こともある)
また転職エージェントを活用することで逆に内定率が下がるというケースも存在します。その理由はできるだけ採用コストを抑えたいという企業側の心理です。特に資金に余裕のないベンチャーやスタートアップなどの小規模な企業では採用にかかる費用は可能であれば抑えたいと思うのが当然です。転職エージェントからの紹介で採用をすると、転職エージェントに成功報酬で紹介フィーを支払うのが一般的です。一方で自社サイトや採用サイト、成功報酬のかからないサイトからの応募の場合には採用時に費用がかかることがありません。
企業が1人を採用しようと考えているときに同じ能力の人物が転職エージェントと自社の採用サイトそれぞれから応募があった場合には、百万円にもなるような採用報酬を支払わなくてよい後者を採用しようと思うのが採用側の心理です。
このような理由から転職エージェントを利用しないほうが合格率が上がったり交渉をしやすいといったケースが存在します。
転職エージェントを使わないオススメの転職方法
特にwebマーケティング業界において転職エージェントを使わなくてもいい理由を説明してきましたが、転職エージェントを使わない場合のおすすめの転職活動について考えてみます。
①情報収集
まずは企業情報を集めましょう。ITやwebマーケティングの業界で採用活動に積極的な企業は「Wantedly」を利用していることが多いのでまずはここでよさそうな企業をリストアップしてみましょう。
②転職エージェントを活用する?
それと同時に転職エージェントに登録しておきましょう。しかし転職エージェントへ登録する理由は転職活動を積極的にサポートしてもらうことが理由ではありません。自分の職務経歴書やレジュメに不安がある人はこれを簡易的にチェックしてもらうことと、自分で見つけられなかった候補企業リストを獲得することです。転職エージェントに登録すると求職者にあった候補リストをいくつかもらうことができますが、実際に応募する必要はありません。どのような企業が受かりやすいのか確認するために活用しましょう。
⇒マイナビエージェントを詳しく見るこの際に利用する転職エージェントは正直どこでもいいと思うのですが、求人数が多かったり担当がまともであることが多い大手を利用しておくのが間違いなさそうです。
③直接応募する
自分で探した企業や転職エージェントから提案のあった企業にホームページやWantedlyなど企業が紹介フィーのかからないところから応募しましょう。
転職エージェントが有効なケースもある
webマーケティング業界での転職は基本的には転職エージェントは使用しなくても問題ないということを説明してきました。しかしもしろん全員に当てはまるのではなく、場合によっては利用してもよいケースも存在します。そんなシチュエーションをいくつかご紹介します。
がっつり年収を上げる転職をしたい
条件や給与交渉に自信のない方は転職エージェントを活用することも検討してもいいかもしれません。転職の前提として、年収がこれくらいであるということを転職エージェントに明確に伝えることで交渉を代理してくれることがあるでしょう。エージェントとしてはハードな年収交渉はやりたがらないかもしれませんが、その際にはただ利用しまければよいだけです。
内定を早く決めたい
現職の退職が決まっていたりといった事情で、早期に次の仕事を決めたいといったときにも役に立つことがあります。いつまでに内定や入社を決めたいということを伝えれば、転職エージェントはどうしてもその日までに入社させようとするのでそれに合わせて動いてくれるでしょう。
自分で調べたりするのが面倒
直接応募したほうが受かりやすいということは理解できても、自分で会社情報を調べたり面談の日程交渉をするのは面倒だという人もいますよね。わかります。忙しくていい転職先候補を探す時間がないという人や極度の面倒くさがりの人は検討してもいいかもしれません。
まとめ
Webマーケティング業界の転職における転職エージェントとの付き合い方について考えてきました。この記事の内容をまとめると下記のようなことが言えます。
・エージェント使わなくても求人が豊富
・エージェントに情報もらって自分で応募が最強
・エージェント信頼しすぎず適度に活用する
転職エージェントを「使うべき/使うべきではない」という話ではなく、使ったほうがいい人とそうでない人がいるということと、うまく使えば役に立つこともあるということが言えるのではないでしょうか。
転職を考え始めたらまず最初にすることは転職エージェントの登録です。履歴書や職務経歴書の作成はエージェントと進めるのが効率的です。
ちなみに大手の転職エージェントであれば案件数や紹介先企業にそこまで大きな違いはありません。重要なことはどの会社を使うかよりもどのエージェントがつくかです。まずは規模の大きなエージェント、その他希望業界に特化したエージェントと若手なら若年層特化のエージェントなど自分に合いそうなエージェントに3つくらいに登録しておけば担当による失敗は避けられるはずです。
リクルートエージェント
過去の実績と求人数ではリクルートキャリアがNo.1です。各エージェント個人の企業への推薦力や転職者のサポートといった総合的な営業力もリクルートキャリアの強みです。エージェントの数も多いため希望業界に適したエージェントがつく可能性が高いことも選ばれている理由です。とりあえず登録しておくエージェント。
⇒リクルートエージェントを詳しく見るマイナビエージェント
こちらも業界最大手マイナビのエージェント部門です。マイナビは特に東京・神奈川・埼玉・千葉の関東エリアの優良企業求人に強みを持っています。全業界を網羅しているので、まだ業種や業界が決まっていない人でも使い勝手がいいです。
DODAエージェント
DODAも全国規模で展開しているエージェントです。DODAには取り扱っている求人の80%以上がサイト上に公開されていない非公開求人という特徴があります。リクナビ・マイナビに並ぶエージェント大手ですので、このなかから好みで1〜2社に登録しておけばよいでしょう。
⇒DODAエージェントを詳しく見る第二新卒エージェントneo
第二新卒エージェントneoは人材大手のネオキャリアによって運営されている、第二新卒やフリーターからの転職に強みを持つ転職エージェントです。また既卒・中退・高卒・中卒・早期離職など学歴不問で就業支援をしています。
運営会社であるネオキャリアのスタッフも第二新卒者が9割となっていることもあり、10代・20代のえらぶ「就職転職満足度」「面接対策満足度」「就職転職相談しやすさ」でNo.1を獲得しているサービスです。
ウズキャリ
ウズキャリは既卒・第二新卒専門「就活サポートカンパニー」株式会社UZUZによって運営されている第二新卒、既卒に加え就職浪人、大学中退、フリーター、ニートといった幅広い属性の求職者に対応できるエージェントです。
手厚いサポートによって書類通過率87%を超えており、ウズキャリで就職活動を行った方の83%以上が1社以上の内定を獲得しているという実績もあります。
マイナビジョブ20’s
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