Webマーケティングで稼ぎたいなら出世を目指すよりスキルを身につけて独立が正解

2019年9月11日転職・採用・働き方

Webマーケティングやデジタルマーケティングといった業界を志望する多くの方の動機はこのようなものではないでしょうか?

・収入が高そう、稼ぎやすそうな業界に行きたい

・独立や起業、フリーランスを視野に入れている

独自性があって感動するような志望動機というものはほとんどなく、現実的な動機であることが多い気がします。※webマーケティング職で難しい志望動機の考え方や面接での対応については以前「面接官が聞きたいwebマーケティング業界転職の志望動機を教えるよ」の記事で書きました。

この記事で説明するのは、稼ぐことが目的でwebマーケティング業界に就職するなら、就職した会社で出世を目指すよりもスキルを身につけて独立することを目標におくべきなのではないかという話です。稼ぐために・自由に働くためにwebマーケティング業界を志望する方にはもちろん、独立や起業を検討していなかった方にも役に立つ内容のはずです。

有名企業の平均年収は意外と高くない?

収入を増やすために・稼ぐために企業内で出世を目指すという考えがあります。それではまずその社内の出世によってどれくらいの収入を得られることができそうなのかを理解する必要があります。参考としてweb(デジタル)マーケティングを主な事業とする企業の平均年収や予想年収をを確認してみます。

(例1)サイバーエージェント

サイバーエージェントは国内のネット広告代理店、Webマーケティング業界の最大手であり、業界内で平均給与が最も高い企業でもあります。上場企業ですので平均収入や年齢、勤続年数などの数字が公開されています。各種資料によるとサイバーエージェント社の30歳(大卒)の平均月収は53万4,204円となっており、年収にすると600~650万円程度でした。30歳(新卒入社から7~8年程度)時点での金額としては、他業界を含めても高い水準となっています。

また30代の平均年収は640~830万円40代の平均年収は770~910万円程度となっており、30代までの給与の伸び率が40代以降そのまま続かないこともわかります。実力が待遇や給与に反映されやすく若手の給与が上がりやすいことと、年齢を重ねるだけで給与が上がるわけではないというのは表裏一体です。

(例2)オプト

オプト社も連結で1,600人の従業員を抱えるデジタルマーケティング支援企業です。こちらの平均給与は30~34歳で559.9万円35~39歳で616.3万円となっています。

「ITやWebの業界は稼げる」とよく言われます。他業界と比較するとたしかに20~30代若手の給与水準は高いのですが、それでも平均して600万円程度と東京の物価で生活するのであれば決して高い給与を獲得できるわけではありません。

この業界の特徴として成果や実力が給与に反映されやすいという特徴がありますので、同期での年収で100万円~200万円の差があることも珍しくありません。それでも30代で1,000万円/年に到達する人はごく限られていることがデータからわかります。

業界最大手の企業でこれくらいの給与水準ですので、中堅企業や零細企業、ベンチャーやスタートアップであればより低いのは明らかです。webマーケティング職の年収相場と年収を上げるための仕事のしかたを「Webマーケティング職の年収相場と決まり方の正体【本当に高収入?】」で考えてみました。

独立して本当に稼げる?

大手企業に入社し努力しても30代の平均収入は約600万円程度だということがわかりました。一方で会社勤めではなく独立・起業する場合、Web(デジタル)マーケティングのスキルを使ってどのような仕事をすると稼ぎやすいのでしょうか。

アフィリエイトやブログの運営

SEOやライティング周りの知識があるのであれば、アフィリエイトサイトやアドセンスサイトを個人で運営することが一番始めやすいのではないでしょうか。元手はドメイン、サーバーなどのごく限られたものですので、コストがかからず気軽に始めることも可能です。

ネット上にはアフィリエイトやアドセンスサイトのやり方を説明するコンテンツが無数に存在しています。このような情報には信用できないものもあり、本当に稼ぐことができるのかと疑問に思うのも当然です。。しかし仕事・業務としてアフィリエイトサイトに関わったことがある方であれば、「クライアントのサイトや所属企業のアフィリエイトサイトに関わるよりも自分でやったほうが稼げるのではないか・・・」と考えたことがある方も多いはずです。

コンサルティングで独立

ネット広告運用の担当者やAE(アカウントエグゼクティブ※企業担当)であればフリーのコンサルタントとしても十分稼げる可能性があります。「どうやって新規顧客を獲得するのか?」さえクリアできれば、企業に所属するより稼げることはほぼ確実です。単純な広告運用業務の単価は下がり続けていますので、売上を作ることにコミットした広告運用やweb全体のコンサルティングといった領域に進むのが一般的です。

世の中にないサービスを開発したり、誰も成功していないことにリスクをとって挑戦しなければならないわけではありません。30歳時点で企業で年間600万円くらいを稼げる人は、本気でどれかやったら1,000万くらいにはなるのではないでしょうか。

稼ぐスキルのつく会社とは?

稼ぐことができるのかわからない状態で独立や起業をするのは誰でも怖いですし、「企業内で働きながら勉強してスキルを身に着けてから独立しよう」と考えるのは当然です。それでは企業内でスキルを身につけることを考えた際に、どのようなスキルや経験をどのような企業で積めばよいのでしょうか?

アフィリエイトサイトで稼ぐためにもWebマーケティングのコンサルタントとして成果を出すためにも、「マーケティング全体の理解」と「出口に近いところのスキル」が欠かすことができません。そういったスキルを身につけることができる企業として、2つのタイプをおすすめしています。

・小規模の総合系支援会社

・ダイレクト系支援会社

「総合系支援会社」とはwebマーケティングに関わるものを広く扱っている会社です。広告も検索(SEO)もSNSも制作も扱うような企業であれば、それぞれのつながりや全体像を理解することに役立ちます。

「ダイレクト系」というのは、商品やサービスを売るための広告やランディングページ、ライティングなどを中心に行う企業で、EC支援に特化した会社などがあります。広告、アフィリエイト、CRM、SEOと売るための施策をメインで学ぶことができます。

インスタ運用の企業やとかインフルエンサー(YouTuber)プラットフォームの企業も採用に積極的で求職者からの人気もあります。しかしひとつの商品に特化していることによって汎用的なスキル習得に時間を要する可能性がありますので、「独立して稼ぐために身につけるスキル」としてはあまりおすすめできません。

また独立や企業を見越して就職するのであれば、ネームバリューをとりにいくのも悪くない選択です。「Yahoo!で5年間広告コンサルタントとして従事し」のような泊はブログ運営でもコンサルティングにも役立つはずですYahoo!、楽天、リクルートグループ、サイバーエージェント系といった大企業が候補として上げられます。

会社の将来性については「webマーケティング業界の将来性には期待できるがやばい会社も多いので注意」の記事が参考になるかもしれません。

副業から独立が王道ルート

会社に勤めていれ毎月給与が振り込まれますが、独立すると当たりませですがそのような保証はありません。「会社を辞めて独立しよう!」「リスクをとろう!」のような煽りアドバイスは役に立たないので注意してください。無駄なリスクをとる必要はありません。

最も現実的でリスクを抑えた独立までのルートは、副業から始めてある程度の金額になったら本業に切り替えるパターンです。

会社で給料を得ながらスキルを積む

そのスキルを活用して副業で稼ぐ

仕事と副業を両立させる

どこかのタイミングで副業を本業にする

生活するための最低の金額(20万円/くらい?)が固定収入で安定的に稼げるのであれば本業にしてしまっていいと思いますね。副業で月に20万円稼げるなら本業にして時間を突っ込めば倍くらいまではある程度の期間で達成できますよね?もしあなたが実家に住んでいて生活の心配がないのであれば、月に10万稼げるくらいで始めてしまってもなにも問題ないですね。

今回はWebマーケティング企業の実際の給与水準を確認することで、企業に雇われ続けた状態では周りより大きく稼ぐことは難しいということがわかりました。稼ぐの基準は人それぞれです。1,000万円、2,000万円という金額を目指すのであれば、社内の出世を目指すよりもプラス副業を行うことや独立することが現実的なのではないでしょうか。

Webマーケティングのスキルはひとりでも稼ぎやすい職種です。他業界や未経験からの転職難易度について「【中の人が暴露】webマーケティング業界には未経験でも転職できるの?」で考えてみました。

転職活動をするにあたって資格を取得しようかと考えた人は「webマーケティングの資格なんてまったく転職の役に立たないよ笑」を読んでみてください。


2019年9月11日転職・採用・働き方