何も考えずにリモートワークの流行に乗ると痛い目に合うんじゃないか?

2018年8月27日日記

裁量労働、リモートワークのよさ

リモートワークって基本的にはいい話じゃないですか。意味もないのに朝9時から混んでる電車で通勤して、必要もないのに会社でずっと作業するって気持ち悪いですよね。結果や成果物が同じだったらどこでやっても同じだし、時間なんて関係ないよねってのはとてもわかるし僕もそうしています。

しかしこういう制度も労働の対価として金を払うよというだけの話ならいいけど、市場と比較した時の社員のスキル成長とか価値とかそういうものを考えると逆に優しくない制度な気がするんです。

大半の人は量が足りていない

リモートワーク推奨してる人に無能で仕事のできない人っていなくないですか?なぜかというとリモートワークって成果で評価されることが必要になるので、これで評価されても問題のない人たちがリモートを推奨してるんですね。または仕事を細分化して完全に成果で判断できるような粒度まで小さくなった仕事をしている人。この人たちは作業をやっているような人たちですね。

世の中の80%くらいのサラリーマンは給与に見合った成果を出しているのかは微妙なので、緩やかに管理されてある程度の報酬をもらったほうがたぶん幸せなんです。

何もできないはずの人がこういう働き方に憧れて、能力の付かないうちから労働量を過度に制限してしまうことは長期的に見ると本人にとって大きな損失な気がします。

安易に流行りに乗ると身を滅ぼす

リモートってなんか最近っぽくてかっこいい/管理されないで自由に仕事をしたい/と思っている人の90%はリモートに向いてないです。成果だけで判断されたらたぶん困るから。

効率的にするためのリモートワークならどんどんやったほうがいいですけど、監視されなさそうとか最近っぽいなどの安易なリモート崇拝も考えものなんじゃないかと思ったりしています。

2018年8月27日日記