【中の人が教える】webマーケティング業界には未経験でも転職できるの?

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最近では大手からベンチャーまでwebマーケティングの職種で採用活動が活発に行われています。10人ちょっとの従業員規模でデジタル/webマーケティング会社をやっている弊社でもwebマーケティングのコンサル/営業職としては未経験での採用も行なっています。

結論としては、未経験でのwebマーケティング業界への転職は基本的におすすめできるということなのですが、現場でマーケターとして働きながら採用活動も同時に行なっている立場の人間として、webマーケティングの業界に未経験で転職することは可能か?どんな能力やスキルが必要で、どんなキャリアを進んでいくことになるのかを求職者、マーケター、採用する企業側それぞれの視点で考えてみました。

《目次》

webマーケティング会社にはどんな種類がある?

専業から総合系まで様々な企業

一口に「webマーケティングの会社」と言っても扱っているものや仕事内容は全く異なります。webマーケティングを扱う会社は大きく分けて専業・特化型と総合型があります。

「専業・特化型」はwebマーケティングのなかでどこかに強みを置いた企業です。例えばリスティング広告の運用代行会社や、SNSの運用会社、サイト制作にベースがある企業などどこかに強みを持つ企業のことです。これらの企業はその得意な部分に軸足を置きつつ、依頼すれば関連するサービスも提供しています。

「総合型」のwebマーケティング会社ではリスティング広告やSNS運用といったような個別の商品どこかに特化するのではなく、それらを総合したマーケティングやプランニングを提案することが多くなります。しかし同業で数年やった感覚としては、本当に総合型のwebマーケティングを提供できている会社は数えるほどしかない印象です。もちろん個人レベルでは優秀な人もたくさんいます。しかしマーケティングのクオリティは会社よりも個人に依存するので、この会社に入社すれば安心というのがそこまでないのかなと思います。

 

webマーケティングで必要とされるポジション

webマーケティング会社の募集要項では営業職を見かけることが多いですよね。確実に言えることは、コンサルやらマーケティングやらといった言葉の定義と仕事内容は各会社ごとにバラバラなので、職種名で判断せず実際の業務の内容を確認することが重要です。

コンサル/マーケティング職

求められている能力はクライアントの要望に対して解決策を自社のサービスで提供できる、課題に対してマーケティング的な視点で全体像を書き、実行まで行う。といったところでしょうか。ここは未経験で入社してすぐにバリューを出せるところではないので、入社しても数年間は下働きが必要になりそうです。

コンサル/営業職

このコンサルとか営業という記載がされている場合が、実際の業務の内容を把握するのが非常に難しいです。仕事内容、業務内容はよく確認しなければなりません。営業職のことをコンサルやソリューション営業やwebマーケティング事業部と呼ぶことは皆さんお気づきかと思います。しかしまさかコンサルとかで入社して初日から電話100本架電がメイン業務だと思わないですよね。

テレアポ/営業

募集要項にこのように書いてくれていれば逆に親切な感じもしてきます。最初からメイン業務テレアポって書いておいてくれれば心の準備ができます。特にリスティング専業やSEO専業の企業にこのような業務が多い印象です。担当者や決裁者に電話でアポをとって、自分または上司と訪問して営業するというフローになります。営業力で生き延びているwebマーケティング会社だと営業活動から逃れることはできません。

 

webマーケティングのキャリア

webマーケティング会社に入社し業務を行っていくなかで、その後どのようなキャリアの選択肢があるのでしょうか?もしろん業界を変えることや新規事業に関わることもあるかもしれませんが、キャリアとして多いものを挙げてみます。

マーケティングの上流をやっていく

単一の商品の提案やその活用の仕方だけではなく、商品の幅を拡げて総合的なマーケティングを提供するということです。リスティング広告の営業マンの場合は課題をリスティング広告で解決しようとしますが、そうではなくSNSかもしれないし、動画広告かもしれないしアフィリエイトかもしれないというように、ひとつの商品にこだわらない提案を行うことが挙げられます。ただ単純に扱う商材を増やすのではなく、企業の目的と中長期的なゴール達成のためのマーケティングプランを作成することになるので、単一商材の営業と比べて知識や経験の幅と深さが圧倒的に必要になります。そういったマクロ的に俯瞰して施策を決められるような人をマーケターと呼ぶことが多いです。

広告運用に特化する

webマーケティングではリスティング広告やFacebook、Instagram、Twitterといったもんに代表される運用型広告といった広告を活用することが多いのですが、その運用を極めるといったキャリアも存在します。運用型広告を中心としたネットの広告は、雑誌や看板のように出稿して終了ではなく掲載がスタートしたところから本当の運用がスタートします。どのターゲットが効果がいいのか、どのバナーがクリックされるのか、広告文はどれがいいか、などこれらをデータを活用しながらリアルタイムで修正し続けます。もう少し大きな視点でみると、どこのどれくらいの予算を投下するか、広告経由の売上はどれくらい発生してるかなどをモニタリングすることで広告効果の最大化を業務とします。

現在はネットの広告を導入する企業も出稿額も伸びているのでどの企業でも広告運用者の価値が高くなっています。しかしGoogleやFacebookを中心に広告配信の機械学習が急速に進んでいるのが事実で、数年スパンでみると広告運用に必要な人的なリソースというのは徐々に低下していく可能性が高いです。

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事業会社に転職する

webマーケティングの代理店で培ったスキルを活用して事業会社に転職するということも考えられます。事業会社では広告やマーケティングは代理店に任せるというところもあれば、マーケティング部やデジタルの部署を拡張させたりと会社によって様々です。後者の企業は数年webマーケティング代理店でやっていた経験は評価してくれるでしょうし、世の中における広告やwebのインハウス化(内製化)の流れで見ても事業会社への転職は可能性の高い選択肢ではないでしょうか。個人的にもwebマーケティングの代理店でくすぶっているより、事業会社のマーケティング部にもっと人が移動するといいんじゃないかなと考えています。

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webマーケティングの会社選びのポイント

会社をみる

その会社がマーケティング的なものを提供しているのか、とりあえずたくさん売りたいのか?会社の方向性は会社の自由ですが、属する個人としては得られる経験や身につくスキルがだいぶ変わってきます。私が転職を考えている企業で事前に確認したり面談で質問するなら、「社員のうち未経験や新卒がどのくらいの割合でいるのか?」「どんなクライアントがいて、今後はどんなクライアントを増やしていきたいか?」このあたりを聞いておくと会社の感じがざっくりわかるかなと思います。

担当者をみる

会社のレベルはもちろんなのですが、webマーケティング業の資産は人材でしかありません。面談にはその会社内でまずまず優秀だとされている人間が出てくるわけなので、その面談した社員があまり優秀でないと感じたりした場合には入社は避けた方が賢明です。仕事以外でどんな勉強してるんですか?とかマーケティング関連で5冊くらいおすすめの本を教えてくださいとか聞いてみた方がいいですね。

 

webマーケティングに必要な能力やスキル、向いている人

マーケティングに関心のある人にとって入社のハードルは低そうで将来的な選択肢の狭くないので選びやすい業界かもしれません。この業界で必要とされる能力やスキルにはどのようなものがありそうでしょうか。

貪欲な学習力

webの流行りや常識は変化のスピードが非常に早くなっています。数年前は非常に効果の出ていたFacebook広告も一気にユーザーは減りメインの広告媒体と考えるケースは少なくなりました。その代わりにInstagramが出てきたりTic Tokのような動画サービスをどう使うのかなど常に新しいものが出続け、過去の経験やスキルが通用しなくなることもあります。もちろん手段や媒体が変わっても根底にある考え方は一緒なのですが、変化に適応するよるもひとつのことを腰を据えてやっていくのが向いているという職人気質の人にはもしかすると向かないのかもしれません。

論理的思考力

一昔前のCMや雑誌のような広告とは異なり、webマーケティングやネットの広告はかなりの部分が数字で確認できるというのがおもしろいところでもあります。今まで感覚で判断するしかなかったようなどちらの広告が効果あったのか、広告費用対効果は合うのかなどが数字をベースに判断できるようになりました。社内の仕事にしろクライアントワークにしろそこで重要なのは論理的な思考力と説明力です。デザイナーなどクリエイターは感覚でやることもありますが、マーケターに必要になのは論理的な思考力です。

マーケターになるために必要な能力は基礎的な読み書きのスキル - サイト名がここに入ります

 

webマーケティング業界は未経験でも転職できるか?

webマーケティングを扱う企業には大小様々あり新卒採用は積極的に行っている企業は多いですが、未経験の中途でも転職は可能なのでしょうか?結論から言えば現在はサイバー◯ージェントさんやオ◯トさんなど大手の広告代理店でも積極的に採用を行っているので中途で狙い目な業界なんじゃないかと思います。

web人材は不足しているから未経験でも採用されやすい

広告の営業も運用もまだ人が必要なフェーズです。営業すればするほど契約がとれて売上が増える段階では積極的に採用が行われます。広告やwebマーケティング業界全体としては拡大傾向にあるので、現在の事業の担当としても新規事業に移動させることを考えてもポテンシャルで採用している流れがあります。

 

どんな媒体や手法を使うのがおすすめか?

webマーケティング業界に転職を検討するのであればどの採用サイトや媒体を使うといいか考えてみました。おすすめはWantedlyをメインにしながら掲載のない企業もあるのでGreenやマイナビなどの媒体に登録しつつ、転職エージェントの話を少しだけ参考にするです。(採用をする企業側からすると内定決定時の成果報酬費用がかからないWantedlyは正直採用しやすいです。)

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転職エージェントは会社や担当によって提案のスキルが全く異なるので自分の市場価値の確認やどういった業界や職種が転職しやすいかといった参考程度に何社か聞いてみるのがいいかもしれません。弊社でも転職の意思がなかったとしても転職サイトに登録しておくことやエージェントに話を聞いてみるといったようなことは推奨しています。

webマーケティングの業界はマーケティング的な思考が学べ将来的にも様々な選択肢があるのでこの業界にいる人間としてもおすすめできることが多いです。しかし参入が安易なことからもwebマーケティングを提供する企業のクオリティにもかなり幅があります。マーケティング的なサービス提供は二の次で営業と受注を繰り返すだけのような企業もありそこでは個人/組織としての営業力は学ぶことはできますが、マーケティング的思考は身につきません。

なかなか企業の実態を外から把握することは難しいのですが、業界内での評判や社員の職種ごとの割合などを参考にすると質の悪いwebマーケティング会社を引く可能性も下がるんじゃないかと考えています。もちろん1社の話を聞いてもなにもわからないので転職においては面倒でも5社10社の話を聞いてみるだけでも業界や業務内容のイメージの解像度は断然上がるのではないでしょうか。