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読書家が改めて考える現時点で最も効果的な読書法をまとめておくよ

読書・書評

年間に150〜200冊くらいの本を読みますが、世の中にはよい本は数百冊・数千冊とあるはずです。ということは冷静に考えればいつになっても納得できる量の本を読めないじゃないか・・しかもどうせ人生のうち読書に時間をかけるのであればより自分の身になる方法でやりたいと考えるのは当然です。本日は「どうやったらより多くの本を読めるか」「効率的な本の読み方は」「速読は効果的なのか」などについて考えてみました。

なぜ読書をするのか

読書をする人は読書の有用性を信じて他人にも読書をしろとおすすめします。本を読まない人は、本なんて読んでも意味がないと言います。「成功者は多読の人が多い」という事実も、本を読んだから成功の確率が高まったのか、成功者と本を読む人が偶然近い傾向があるだけなのか、実際のところはわかりません。しかし個人的には誰かが数年の時間をかけて研究、体験した内容を、数時間である程度理解吸収することも可能という点で非常に効率のよい情報源であると考えています。

読書法は読書の目的によって異なる

受験勉強のための読書(というか教科書の暗記)、仕事で専門知識を吸収するための読書、映画やアート鑑賞のように小説やノンフィクションをエンタメとして楽しむための読書、読書の意味や目的は様々です。ここでは読書を、仕事や生活に活かせる状態で知識を早く(多く)吸収することを目的としています。

5分の超速読-読書の技法(佐藤優)

作家で元外務省主任分析官でもある佐藤優氏は、月平均300冊多い月は500冊以上を読むそうです。外務省の分析官という日々膨大な知識を吸収しなけれならない業務のなかで、どのようにしてそれを実践してきたのか、楽しみとしての読書ではなく知識を血肉にしてどのように仕事に活かすのかが詳細に解説されているという点で「読書の技法」は評判どおりの名著です。

この本のなかではおすすめの読書のしかたの解説もあります。そのなかの一部には下記にようなものがあります。

  • ポストイットで印をつけておく
  • 本に囲みを作る(写真で撮っておく)
  • 結論部分を3回読み、もう一度通読する
  • 5分の超速読と30分の速読を分ける
  • 5分で読む価値があるのかを判断する、30分で全体のうちの重要な部分を把握する
  • 読書の目的意識を明確にする

この本での読書法のポイントはどの本を読むかということと本のなかの重要な点に注目するということでした。

読む必要のないものや、自分の知っている知識について書かれた文章を読むのであれば、どれだけ早く読んでも意味がありません。その本は読む価値があるのかないのか?その本のなかで自分が読んで理解するべき箇所はどこなのか?趣味ではなく役に立つ読書をするのであればこのあたりをシビアに見ていかなければなりません。

自分の言葉で要約する-メンタリストDaiGo

研究や論文を大量に読みそれを一般の人にもわかりやすく解説するメンタリストDaiGoさんのYoutubeチャンネル「メンタリスト DaiGo」。仕事術や恋愛、メンタル、時間術、健康、ダイエット、お金と広いジャンルで科学的な根拠に基づいたアドバイスを紹介しています。DaiGoさんは読書家としても知られています。大量の本を読むのはもちろんなのですが、視聴者が気になっている点はその読んだ本の内容を記憶しているように見えることです。DaiGoさんは読書に関する質問をよく受けるのでそれに対する回答としての動画をいくつも配信しています。そのなかでのポイントをまとめてみました。

目次を見て何が書いてあるのか予想を立てる

本を読むのに一番大事なことはここだと力説します。本に目次を見て自分の過去の経験を使ってなにが書いてあるのか予測します。この目次から内容を予想することには2つのメリットがあります。

メリットⅠ 無駄な文章を読まなくて済む

自分の仕事や学んだことのある分野であれば目次を見れば「こんなことが書いてあるんだろう」と予測することが可能です。実際に書いてある部分を簡単に読んでみて、自分の予想と近い場合にはその部分を読む必要はありません。飛ばしましょう。知ってることを何度も読むことは楽で楽しいかもしれませんが、目指している読書の目的とずれるのでやめましょう。

メリットⅡ 予想が外れることで記憶に残りやすくなる

目次を見て内容を予想しておくメリットの2つ目は、予想が裏切られたときに記憶に残りやすいということです。自分が予想した内容と本に書かれている内容が異なっていれば「なんだそういうことだったのか〜」という感情が生まれそれが記憶への定着を促進させます。

自分の感情を入れて自分の言葉で要約をつくる

本を読み終わったら要約をまとめたりメモにしてまとめておく人も多いかもしれません。その際に気を付けるといい点が、自分の感情と言葉で要約をつくるということです。ただ大事なポイントをまとめただけのメモは次回そのメモを見返すときまで思い出すことがありません。しかし自分の記憶をたどりながら体験と紐づけて要約を作成することで、深い理解や解釈と記憶への定着を強めることが可能です。

要約を書くときに思い出そうとする

要約を書く際に本を見ながらまとめるのではなく、自分の記憶を頼りに「どんなことが書いてあったんだっけな〜」と少しだけ努力をすることです。ただ単語帳を見るだけよりも友達とクイズの出し合いをしたほうが記憶に残りやすいように、人間はアウトプットするときに記憶に定着するようにできています。ですので要約やまとめを書く際には、誰の言葉だっけ?どんな意味だっけ?どんな事例があったっけ?のようなことを思い出しながら文章にすると効率がよくなります。

DaiGoさんの読書に関するYoutubeの動画はこのあたりです↓

速読とは飛ばし読み

本をたくさん読むために速読をオススメする人もいますが、速読は本当に可能なのでしょうか?現在科学的には「飛ばし読み」はできるが「速読はできない」というのが通説のようです。

どれだけ本を早く読めるかは、本を読む体力(経験)その本に関する基礎知識をどれだけ持っているか読まなくていい部分を判断スピードによって決定します。「本を○○冊読みました!」というような目を通した本の数ではなく本から有益なものを得ることを目的とするならば、速読術は必要なさそうです。

現時点でのおすすめの読書法

ということで普段から読書を行っている人が読書の方法について改めて考えてみました。読書を映画やNetflixなどと同様の楽しみとしてもいいのですが、できれば幅広い分野の知識を自分の人生に活かせる形で吸収したいものです。そう考えると読書もダラダラ行わずに効率よく管理していくことが必要になります。

そのために最も効率的だろうと考えられる方法は下記のようなものになりました。

  • 目次を読み込んで内容を予想する
  • 30分で全体を読みながら重要そうなところに付箋をつけておく
  • 付箋またはノート、またはメモアプリに感想を書きながら読む
  • ブログやTwitterに自分の言葉でまとめる
  • 定期的に読み返す

多くの本を読んだとしても本の内容が自分に定着しないのであれば、ドラマやSNSで時間を潰しているのと大差ありません。重要なことは本をたくさん読むことではなく、本を読みながら自分の思考や体験と結びつけること、本と本を結びつけることなのではないでしょうか。紙としての本がいつまで残るのかわかりませんが、活字おじさんとしてもう少しは生きていこうと思います。

本についての記事はこのあたり↓

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